p 線引きの意味するものは

 04月01日から、これまでの線引きに変えて、新たな区域の再編があった。左の図に示されたとおりですが、いったいどういうことなのか、さっぱり分かりません。避難指示解除準備区域、帰還困難区域、居住制限区域、計画的避難区域、警戒区域・・・。たぶん、すべてが「警戒区域」じゃないんですか。帰還困難も居住制限も計画的避難も、です。もっと分からないのは、避難指示解除準備区域です。避難指示を解除するから準備していなさいというのかもしれないが、それがいつなのか、どこで準備したらいいのか。この線引きをしたのはどこのどいつだろうか。同じ地域にもかかわらず、色別がいくつかに分けられたところもあります。ある家は居住制限区域で、となりは避難指示解除準備区域。またある家は帰還困難区域で、となりは居住制限区域だって。ちがいが分かる男(たぶん)が引いた、机上の空論です。(福島民友・12/04/16) そして、この色分けに隠れて、もっと凄いことが進行しているのです。要するに、なんだかんだと理屈をつけても、選別された区域は居住に適さない、立派な汚染地域であって、未来永劫(だとは思いたくありませんが)に立ち入り禁止区域なんだと、いつ言おうかと顔を出さない輩は機を伺っているのです。ゆめゆめ、戻れると考えない方がいいし、居住不可能になった原因をあくまでも忘れないことが肝要だと思う。目眩ましで民を騙しても、結局は騙しきれないのは目に見えているのです。騙したオマエが悪いのか、騙されたオレが馬鹿だったのかとならぬことを切望します。そして、本日は「憲法記念日」だと。「すべて国民(人民だ)は、健康で文化的な最低限度(とはどの程度なのか)の生活を営む権利を有する」(25条)。とするなら、原発は、その権利を、有無を言わさず奪ったのだから、憲法違反であることは明々白々だと言えませんか。いのちを奪い、生活を奪い、文化を奪い、さらに土地までも奪ったのですから。(12/05/03)