X 郵便制度不正事件の怪

【郵便制度不正事件】厚労省現役女性局長を逮捕 組織ぐるみ犯行解明へ 大阪地検 障害者団体向け郵便制度悪用事件で、障害者団体の証明書を偽造、発行したとして、大阪地検特捜部は14日、虚偽公文書作成・同行使の疑いで、当時の担当課長だった厚生労働省雇用均等・児童家庭局長村木厚子容疑者(53)=埼玉県和光市=を逮捕。同省係長上村勉容疑者(39)=同容疑で逮捕=ら3人を再逮捕した。(産経新聞09/06/14)

 ほぼ一年前の報道記事です。現役の厚労省局長が悪質な事件を主導したという犯罪の捏造でした。「捜査関係者によると、村木容疑者は容疑を否認している。/逮捕容疑では、4人は共謀し、平成16年6月上旬ごろ、障害者団体としての実体がない凛の会が郵便料金を不正に免れるために証明書を偽造。同月10日ごろ、旧日本郵政公社に提出したとしている」(同上)

 同省のある幹部は「女性の社会進出や、労働環境整備を主な畑にしてきた。『バリバリの官僚』というよりも、『優秀な事務官』といった感じの人。政治家とのパイプを誇示するようなこともなかった」と話し、別の幹部は「自分の感覚からすると、村木さんが犯罪にかかわるなんてあり得ないと思う」(同上)と語っていました。また舛添要一厚労相(当時)は「「大変有能な局長。女性キャリアとして省内の期待を集めていた。働く女性にとって希望の星だった。大変残念に思っている」(同新聞・09/15)とコメント。

 衆目の一致するところ、もっとも犯罪から遠くにいると目された女性局長の逮捕がどうして起ったのか。この事件(裁判)はおきまりの経過をたどったように思われます。局長(現在は休職中)は法廷にあって一貫して容疑を否認。逮捕された他の容疑者も「捜査段階で虚偽の調査書を書かされた」と法廷で証言しました。おそらく巧まれた「冤罪」を絵に描いたような事件だったと見られています。(つづく)(10/05/29)