y 狭山事件、動く

 《埼玉県狭山市で1963年、女子高校生が殺害された「狭山事件」で無期懲役が確定した石川一雄さん(71)=仮釈放中=の第3次再審請求を巡り、東京高検は13日、石川さんが「自白」した捜査段階の取り調べ録音テープなど36点の証拠を弁護団に開示した。検察側が証拠を開示したのは第2次再審請求中の88年以来、22年ぶり。(略)弁護団によると、開示されたのは、石川さんが自白した63年6月ごろの取り調べ録音テープ9本▽雑木林近くにいたものの、弁護団には「争う声は聞いていない」と証言した男性の供述調書▽石川さんの筆跡が分かる書類4通--などの証拠。高検は血痕の捜査報告書を「見当たらない」と説明した》(毎日新聞・10/05/14)

 事件発生から47年、開かずの扉がかすかに動き出したと思う。奥西さんの場合と同様に、初動捜査段階の異様な権力行使が一人の人間の人生に棒を引いたのであり、さらに司法権力がそれを正当化したのです。一審が死刑判決、二審が無期懲役判決。《「会見した石川さんは「まだ隠している証拠があるはず。一日も早く(証人尋問などの)事実調べをして再審開始決定を出してほしい」と話した。石川さんは控訴審段階の64年から一貫して無罪を主張している》(同上)

 再審開始を心底から祈っています。(10/05/16)