m 八百長含みの仕切り

大飯原発:再稼働、政治判断へ 安全委が審議終了

政府は13日、定期検査で停止中の関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働を認める手続きに入った。経済産業省原子力安全・保安院が「妥当」と判断した安全評価(ストレステスト)の1次評価結果を内閣府原子力安全委員会(班目春樹委員長)が了承する見通しになったため。野田佳彦首相らは政府の統一見解として安全を確認した後、再稼働に向けた地元への説明を開始し、地元の理解が得られれば再稼働を最終決断する。ただ、福井県などは慎重姿勢を崩しておらず、再稼働の時期は見通せないままだ。 / 安全委は同日、1次評価結果の妥当性を確認する検討会を開き、審議を実質終了した。/ 検討会は今回で5回目。自社の原発施設に対する意識や、想定した事故が進展するシナリオの妥当性など計7項目を中心に確認作業を進めてきた。会合では専門家から、▽地震と津波が重なった場合の浸水防止対策▽事故の進展を防ぐシナリオから外れた場合の影響--など多数の質問が出て、審議を続けていた。/ 検討会後、班目委員長は「1次評価としての質疑は十分できた」と話し、評価結果を了承する意向を示した。 安全委の審議の実質終了を受け、政府は月内にも野田首相と藤村修官房長官、枝野幸男経産相、細野豪志原発事故担当相の3閣僚で会合を開き、政府として「安全」を確認。大飯原発の再稼働に向けた地元への説明を始める。地元説明を前に政府の統一見解として安全を確認することで、政府が再稼働の責任を負う姿勢を鮮明にし、地元の不信感を拭いたい考えだ。/ 地元への説明は野田首相や枝野経産相が直接、立地自治体に赴く。地元の一定の理解が得られれば、野田首相は関係閣僚を再度招集し、再稼働決定を最終判断する。/ 東京電力福島第1原発事故以降、原発は再稼働がないまま定期検査入りによる停止が続き、現在も稼働しているのは54基中2基。再稼働が実現しなければ、5月には全基が停止する見通しで、電力使用量がピークとなる夏場の電力供給を危ぶむ声も出ている。/ しかし、福島の事故を踏まえた新しい安全基準を求める原発立地県があるなど地元の理解を得るまでのハードルは依然として高い。政府は地元の安心の確保と電力安定供給の間で難しいかじ取りを迫られている。【河内敏康、野原大輔】(12/03/14)

 またまた、白昼の八百長劇の開始です。シナリオを書いたのは誰か。大変な事故が起こったのはよその原発であり、こちらは無関係だというのです。安全だと言いつのってきた原子力安全・保安院が下した判断を、これまた政府筋の安全委員会がお墨付きを与えた。ストレステストなるものがいかなる代物か、当局は承知の上で、八百長を決行しようというのだ。結構毛だら、猫灰だらけ。電力の安定供給だの産業の疲弊を防ぐためには再稼働しなければならないという資本の亡者たちのトライアングルに立地地域の旗振りたちが、この際だから、一回や二回の仕切り直しでは獲れるものも獲れないから、できるだけ慎重に(何回でも)仕切りをやろうじゃないかという悪の合意がすでにできあがっている。原発を再稼働するかどうか、ここでも住民投票は欠かせない。単に立地県や市町村の住民だけでは十分でないのは、福島原発事故でも証明済み。被害はかぎりなく拡散・拡大しているからです。消費税を10%に増税すると台本を書いたのが財務官僚なら、原発再稼働の脚本を書いたのは経産省の役人たちで、馬脚は明らかだけれども、それでも厚顔と無恥の強心臓で事態をそれこそ「収束」させようというのです。馬鹿な役割を引き受けているのが、それも嬉々として演じているのが政治家たち。手に負えないとはこのことです。何万の民が被爆しようが、どれだけの汚染が広がろうが、かまうものかといわぬばかり。こうすれば、ああなり、そうすれば、こうなるという八百長相撲のオンパレードです。それにしても役人というのはなんという性悪なのだろうか。役人栄えて国民滅ぶ、なさけないけれども、それを肝に銘じて立ち上がるしかないではないか。(12/03/14)