t つける薬がないという不幸

 政権交代が現実に何をもたらしたか。この一年数ヶ月、目を覆うばかりの事態が連続しています。世に政治家は五万といるけれども、政治が何であり、何でないかがわかる政治家はこの列島には払底しているという事実ばかりが明かされてきました。これは私たちにとって不幸以外の何者でもありませんが、こんな無知無能な輩をのさばらせたのもまた我々だったと言えば、投げた矢は我々のところに戻ってきたのです。それにしてもと詮ない繰り言を言いたくなる気もなくなるような惨状に、呆然とするばかりです。昨日や今日、政治家になったのではあるまいに。無駄飯をたらふく食って面つきばかりは政治家みたような、脂下がった面々を嫌でも見せつけられる段になると、身の置き所がありません。もちろん、この退廃は今に始まったことじゃない、何年も何十年も前から連綿と続いていたのだから、嘆きをはるかにこえて恨めしいばかりです。

《産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が20、21両日に実施した合同世論調査で、内閣支持率が発足以来最低の21・8%となった菅直人政権。外交問題で失点を重ね、政治とカネの問題の解決も一向に進まず、特に無党派層の“菅離れ”が顕著になったことが支持率急落につながったことがうかがえる。この無党派層離れは、8カ月の短命に終わった鳩山由紀夫政権の末期にも見られた現象。2カ月前には64・2%の高い支持率を誇った政権も、「短命の法則」に陥ろうとしている》(産経新聞10/11/22)

 しかしだ、これが日本にのみ特有の状況なのかといえば、そうとばかりは言えないのだから、環境汚染は地球規模だというのでしょう。つける薬がないなら、どうする。政府があって無政府というこのアナーキー状況をいかにして克服するのか。知恵も経験も総動員して、死地を脱するための方途のありやなしや。(10/11/22・記)