x 最低でも閣外

◇政府は危機感を--普天間飛行場の全面返還が決まった96年当時の沖縄県知事、大田昌秀さんの話 / 首相が移設問題で新方針を打ち出そうとしたことは評価してきたが、出てくるのは過去の政権で廃棄された移設案ばかりで、何を考えているのか分からない。知事時代から米国の文書などを調べているが、60年代後半、米軍には、キャンプ・シュワブに巨大基地を造る構想があった。米国の財政上の問題で放置されたが、今回は日本の金で造る。米国が「シュワブ移転が最善」とこだわるのは当然だ。/ 首相は、沖縄の怒りをしっかりと受け止めるべきだ。沖縄は日米安保までは否定していないが、沖縄差別が続けば、すべての米軍基地は出ていけという声が高まるのは必至だ。日米両政府はもっと危機感を持つべきだ。(毎日新聞・10/05/05)

 「最低でも県外」と喧伝したのは失敗(あさはか)だったと臆面もなくのたまう。米国がシュワブにこだわる理由は大田さんの指摘の通りだと思う。いかなる成案もなく、いたずらに時間稼ぎをしているだけで、そのうちに神風が吹くとでも念じているのだろうか。だれかの口移しで「抑止力」などという。これでは鳩ではなくおうむだよ、といえばおうむに「失礼な」といわれそうです。ここまでくれば、最低でも閣外だ。それにしても、程度がひどすぎるねえ。(10/05/05)