y 米軍基地はいらない

 鳩山由紀夫首相がきょう来県する。沖縄を訪れるのは、米軍普天間飛行場の移設先について「最低でも県外」と演説した昨年7月の衆院選応援以来で、就任後初だ▼28日の本紙に転載された県民大会についての本土6紙の社説をみると、鳩山首相が移設候補地を訪問すべきだとの主張が目立つ。自らが直接乗りだし、地元の理解を求めるべきだと▼ただ、鳩山首相はこれまで沖縄以外の候補地を訪れたことはなく、その予定も聞かない。その中での論調は、「普天間」の県内移設を前提に首相の沖縄入りを促しているようにしかみえない▼県議会の全会一致の決議や超党派による9万人を集めた県民大会、各種世論調査などで沖縄の民意は幾度となく示されている。総選挙前に県外移設を明言した首相ならば、十分に認識しているはずだ▼これまでの「普天間」をめぐる鳩山首相の数々の発言に県民は期待を抱き、あるいは落胆、失望も感じ取ってきた。それでも「県民の気持ちを大事に」という変わらぬ発言に希望を託しているようにみえる▼日帰りの短い日程だが、仲井真弘多知事や稲嶺進名護市長らとの会談のほか、宜野湾市民との対話集会も予定されている。自らの発言を思い起こし、沖縄の気持ちを深く刻み込む機会にしてほしい。(浜元克年)(沖縄タイムズ・10/05/04)

 どうしてこの列島に米軍基地が必要なのか。ありあまる軍事力を(他力で)維持するためにこそ、米国は日本に基地を置こうとしているだけではないのか。もうたくさんだという沖縄に押しつける本当の理由はなにか、だれも明らかにしていない、政治家もマスコミも。戦争には反対だけれど、軍事力は欠かせないというのは根拠のある話だろうか。多くの人びとが現行憲法の精神を再確認した翌日に、軍事基地の移転先を求めるという当事者の態度に底の知れない退廃を感じている。(10/05/04)