f 横浜女学院

 もう何年目ですか。今年もお呼びがかかり、のこのこと出かけていきました。文字どおりに「のこのこ」でした。長い間、教師のまねごとをやってきて、さて、「なんぞ悟るところがあったか」と問われれば、答えに窮するのは目に見えています。授業が楽しいなどと感じたことは一度だってありはしなかったし、それは勤務校においても、他校でもまったくそうでした。今回のテーマは「教師の仕事を考える」とされていました。このようなテーマを気安くしゃべれる境地に達したいと願うのは、身の程知らずというものだろう。さんざんな話、それも雑談でしかできないのだから、慚愧の念に堪えないというほかありません。こんなむずかしいテーマを一代の国語教師であった大村はまさんを手がかりに、まあ、きわめて偏った卑見を述べるばかりでした。当日は訪問校の教師たちも参加されており、案の定、寝言を言うなと非難の視線を受けた按配だったと正直にいっておきます。大村さんに対してはその現役時代から飛びきりの信奉者もいましたが、それに数倍する大きな批判者がいたのも事実です。それにははっきりとした理由がありますが、今はそれをいうことはしない。言っても始まらないからであり、教師という地位(職業)についているほどの人は、一筋縄ではいかないからです。人をほめるよりも、欠点をあげつらう方がよほど特技であるという御仁が至るところの学校にはいるからです。この学校の教師についてことを言っているのではありません。

 授業(教育)は考えるだけでは足りないし、実践するにしても際限がないほどに、求められるものが湧出してきて、止まるところがないという以外に語ることがありません。(13/09/25