g 自由学園(中等科・高等科)

 西部池袋線でひばりヶ丘下車、徒歩十分ほどで(九時に)学園に到着し、仕事が終わってキャンパスを辞したのは午後三時半だった。まあ、半日がかりの訪問授業になってしまった。創立90年以上を経た、きわめて特徴のある学校で、その点でぼくは外から長い間にわたって関心を寄せていた。今回は中等科(09/11/a)と高等科(09/11/b)の男子生徒に対して(2回に分けて)授業を実施した。テーマは「学校で学ぶこと」とした。全寮制を原則にした、いわば旧制高校のような仕組みで(しかも男子部と女子部に分かれ、授業も別々に行われる)、青春の一時期を過ごすという学校である。たった一回のそれも短時間の観察で何ほどのことも分からないのがほんとうで、ただひたすらに生徒たちにとって大切な問題をぶつけるほかなかった。もちろん、ちょっと見でもそれなりに感じるものはあったはずで、ここにその一端を書くこともできそうだが、今回はそれはしない。どこにでもいる中学生や高校生と授業をしたという、当たり前のようなことしか言えそうにないのも確かだから。(13/09/11)