e 韓国学研究所

 これまで12年にわたって担当してきた「在日コリアンから学ぶ」(早稲田大学におけるテーマカレッジの一つ)も今年度で終了するつもりでいたのですが、畏友の李成市氏から次年度以降も継続して授業をやるつもりなので、そのためにもこれまでの経緯をふりかえり、新たな地平をめざしたいと言われました。ついては、シンポジウムを開くので、ぜひ参加してほしいという話でした。ぼくはいつも暇だから、参加(出席)するならおやすい御用だと安請け合いしたのですが、話がだんだんと面倒になり、ついには小生が参加するどころか、パネラーとして話をしなさいと言うことになったのです。気が重いことおびただしい次第でしたけれども、成市大兄からの命令とあらば、ことわることもできず、恥を忍んで出かけてたいうわけです。「在日」問題に一家言があるのでもなく、また自らが「在日」でもないのに、どうしてこの問題にそんなに関わるのですか、と何度も多くの人から尋ねられたり、詰問されたりしました。

 まあ、この列島に住んでいて、より少なく過ちを犯しながら生きて行くには、いつでも虚心に学ぶ必要のある課題がいくつもある、「在日」問題はまぎれもなくその一つであるという実感というか、直観というか。それを一人で実践するのではなく、若い学生諸君と共学できればなお幸いであると、12年もつづけたのでした。(14/02/27)(14/02/27)