o 私立柏木学園高校

 昨日(11/12/17)、大和市の柏木学園高等学校で授業をしてきました。題して「民主主義とはなんだろう~小さな抵抗について~」。毎回のことながら、土曜日の午後、何かと忙しいであろう生徒たちには感謝せねばなるまい。冷え込みが激しい中、身も心も凍えてしまいそうなテーマを延々と話したのですから。戦後早い段階(1955年)で発表された小西健二郎さんの『学級革命』を教材に、「正しいことは正しい、悪いことは悪い、痛いことは痛い」といえるだけの力をつけようと子どもたちともがきにもがいた中から生まれた授業実践でした。小さなな子どもたちの世界(クラス・学校)にもボス支配がある、どの子も知悉していると思いこんでいる教師が夢にも伺いしれない闇の空気が教室や学校を覆っていた。二年も三年もかけ、てっていした話し合いを通じて子どもたちは問題をえぐり出してゆく。民主主義というのはけっして大きな問題ではない、子どもの生活世界に無関係の政治原理などではないということを日々の授業をとおして、子どもと教師の偽りのない闘いから明らかにしてゆく。

 それは「戦後」民主主義というような足場も土台もない空虚な空念仏ではなく、もっとも絶望的な状況においても、デモクラシーは闘いとられるものであり、権力の横暴(暴力)にささやかではあっても「抗う」精神と態度から勝ち取られるものかもしれない。そんな雲をつかむような(と受けとられる恐れがあります)話をしてしまいました。根も葉もない「平和」を装っている時代だからこそ、若い人たちに深く考えてもらいたかった。はたしてぼくの拙いメッセージはいささかなりとも生徒たちに届いただろうか。(11/12/18)